オリンピック開会式でモンゴル国旗を見せた歌手に賛否の声が

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東京オリンピック開会式の入場行進

コロナ禍と猛暑のなか、東京オリンピックが始まりましたね!

日本人にとっても暑さが厳しい夏ですが、寒い国の選手にとっては暑さに加えて湿度がキツイようです。昨日はロシアから来た女性アーチェリー選手が予選大会中に一時意識を失ったというニュースが流れました。モンゴル人も蒸し暑さに弱いので気がかりですが、昨日の開会式では元気そうでした。

入場行進はあいうえお順で、モンゴルチームの登場はかなり後ろのほうでした。モロッコが出てきて、ようやくモンゴルの出番!

この瞬間はやっぱり嬉しいですね! 各国のカラーが現れた衣装を見られるのも醍醐味です。モンゴルではコロナの影響で今年のナーダムが開催されなかったこともあり、オリンピックをテレビで見るのを楽しみにしている人も多いようです。

この衣装、どう思いますか? 私は素敵だなと思いましたが、モンゴル国内では賛否あるようです。デザインを担当したのは、Michael & Amazonkaというデザイナーです。

来日中のオユンエルデネ首相もカメラで抜かれていました。開会式の前には天皇陛下に表敬訪問したそうです。モンツァメ通信によれば、「天皇陛下はモンゴル首相と面談したことを喜ばしく思っているとし、2007年にモンゴルを訪問された時の思い出を共有した。首相は2022年に迎える両国外交関係樹立50周年にモンゴルを訪問するよう招待した」とのこと。2022年にモンゴル訪問が実ったらビッグニュースですね。

モンツァメより

モンゴル人写真家がオリンピック会場で撮影した写真には、選手団と共に来日したバトトルガ元大統領の姿も。元サンボ世界チャンピオンで格闘家であるバトトルガ氏は、モンゴル柔道チームのリーダーを務めています。

photo by Ganbat Chuluunbaatar

さて、話題を入場行進に戻します。最後に登場したのが、ホスト国の日本チーム!

日本チームの衣装、シンプルでかっこいいと私は思いました。一人ずつ採寸して、スーツを仕立てたそうです。自国開催のオリンピックに出場する選手たちはとても嬉しそうで、それぞれ特別な思いを抱えているのだろうと感じます。

南米の国々は陽気だったり、アフリカの国々は鮮やかな原色をまとっていたりと、コロナ禍の時代に世界中からさまざまな民族が同じ場所に集まってきたと考えるだけで感慨深いものです。事前に多くのゴタゴタがあったものの、選手たちのマスクからこぼれる笑顔を見たら、オリンピックは希望を与えてくれるスポーツの祭典なんだなと実感しました。

国旗を見せていたのは誰?

さて、開会式最中からFacebook上でモンゴル人たちが話題にしていたのが……これ!!

わかりますか???

各国の出場シーンの背景に、モンゴル国旗を持ってアピールする人が何度もカメラに写り込んでいたんです。これを見て「モンゴルの旗だ〜!」と喜ぶモンゴル人がいた一方で、「無観客開催なのにこれはルール違反だ、恥ずかしい!」「誰もが東京へ行くのを我慢しているのになぜ行ったのか!? 」と非難する声もあり、賛否の声がネット上に書き込まれています。

旗を見せて立っていた人物はすぐ特定されました。シャルアイラグ(ビール)というバンドの歌手でバックパッカー旅人でもあるガンフー氏です。

翌日出た報道によれば、彼はイギリスのサッカーの試合でも同じようにモンゴル国旗を掲げるし、どんなスポーツ大会でも同じようにするとのこと。しかし今回は非難の声がたくさん届いたようで、「みなさんにご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。旗は折りたたんでスーツケースにしまいました。もうやりません」とすぐ謝罪を述べました。

オリンピックというのは、それだけ国民をあげて注目しているイベントなんですね……。これから繰り広げられる熱戦を見守りましょう! 日本もモンゴルもファイトーーー!