ウランバートルに女性の名前がついた道が誕生する?

本日3月8日は国際女性デーということで、モンゴルの女性たちは身近な男性からもらった花束の写真をSNSにアップしたり、女性同士でも「おめでとう!」と言い合ったり、春が来たようなお祝いムードになっています。

花束の代わりに道を作ろう

この日になると毎年見られる光景ですが、今年は「プレゼントを贈る代わりに別のアクションをしよう」というムーブメントもあるようです。ここ数日モンゴルの友人たちのSNS投稿で「#АнхныЭмэгтэйГудамж」というハッシュタグが飛び交っているのを見て知りました。直訳すると「女性の名前がついた初の道」でしょうか。

街にもプロジェクトに関する看板が。

どうやらウランバートル市には歴史的人物の名前を冠した道や広場が62個あるらしいのですが、それらはすべて男性の英雄の名前だそう。スフバートル広場もそうですよね。

しかし歴史上には、今あるモンゴル社会を築くために貢献してきた女性たちももちろんいるわけです。彼女たちの名前を冠した通りや広場もあったらいいのにという発想から、プロジェクトが始まったようです。

この話を聞いたとき、正直ちょっと驚きました。モンゴルの女性はパワフルでアグレッシブな印象が強く、モンゴルの男性たちに聞いても「彼女たちの強さをリスペクトしているよ」と即答します。しかし道の名前は男性のものしかないというのが意外でした。

するとある男性はこう言いました。「たとえば戦争をするとなると、どうしてもトップは男性になる。彼が頑張れるのは女性の支えがあったからに違いないけど、表に出て歴史に名前が残るのは男性が多くなるから、道の名前も必然的に男性ばかりなんじゃないかな?」

8人の女性たち

プロジェクトを主催するのは、女性の権利を支援するNGO(若い女性たちが運営しています)と通信大手のユニテル。特設のサイトがかっこいい! モンゴル史上で活躍した8人の女性のストーリーが紹介されています。

たとえば彼女ナディヤは、1938年にモンゴルで初めて誕生した3人の女性パイロットのうちの1人。1936年のナーダムのお祭りで21歳だった彼女は飛行機からのパラシュート降下に果敢にチャレンジし、見ていた人々を驚かせました。その勇気が認められ、パイロットとしての訓練がスタートしたそうです。

本当に実現するのか?

SNS上ではこのプロジェクトを支持する声が男女からあがっていますが、3月8日が過ぎたら、主催のNGOが実際にウランバートル市へ女性の名をつけた道について提案しに行く予定。どの道に誰の名前をつけるのかは未定とのことです。

もしこの提案が実って、ウランバートルに本当に女性の名がついた道ができたら、こんな感じでしょうか? そしてそれは誰の名前になるのでしょう?