Сайхан наадаж байна уу?

モンゴルの友人たちから「Сайхан наадаж байна уу?(サイハン ナーダジ バエノー)」というメッセージが届きました。「ナーダムを楽しんでいますか?」という感じの意味で、この時期恒例の挨拶です。

昨日7月11日は、モンゴルの国民的祭典ナーダムの日。ウランバートルにあるスタジアムで盛大な開会式が行われ、式のあと、大人のモンゴル相撲、弓技、シャガイ大会が始まり、翌日12日もモンゴル相撲のトーナメント戦がまだ続いています。田舎の草原では幼い子どもたちによる長距離競馬大会があり、こちらもとんでもない迫力です。

11日は大雨が降ったにもかかわらず、民族衣装のデールを着た人びとがスタジアムに大勢集まり、丸いナーダム・ホーショールを食べ歩きしたり写真を撮ったり、お祭りを満喫していました。

私はいま日本にいるのですが、ちょうど1年前のナーダムの日、プレスパスを入手してスタジアムでナーダム開会式を取材しました(そのようすを少しだけ望星の連載に書きました)。1年越しですが、ここでも振り返ってみたいと思います。

ナーダム前日のスフバートル広場。レッドカーペットが敷かれ、騎兵隊のセレモニーが行われていました。

ビシッと整列。

何か表彰があったのでしょうか、花束を抱えた方たちの姿も。

このあと、馬に乗った騎兵隊によって、国会議事堂に収められていた9本の白い旗(チンギス・ハーンがモンゴル帝国を建国したときに国家のシンボルとして掲げた旗に由来)が持ち出され、スタジアムまで運ばれました。開会式の前日から、こうして儀式が始まっているんですね。

スフバートル像に隠れて見えないのですが、昨年のナーダム時期は、国会議事堂の左側に大きな日本国旗が掲げられていました。右側にはモンゴル国旗が見えます。

その理由は、特別なゲストである天皇皇后両陛下がモンゴルを訪問されていたからです。広場の横のビルにも、このように大きな垂れ幕が。私にとっても胸がいっぱいになる光景でした。

広場でモンゴル国旗を販売する人、購入する親子。

ナーダム当日は朝からジリジリ暑く、肌が焦げそうでした。スタジアム中央の芝生は屋根がなくて太陽が直撃するため、開会式出演者たちがあちこちの日陰で休んでいました。

国内外の取材者は基本的にこのプレスゾーンから撮影します。こことは別に、スタジアムの屋内にもプレスルームがあります。開会式が始まると、この真上あたりの席に天皇皇后両陛下が座られました。式の最中、両陛下は終始おふたりで驚いたり微笑んだりされていたのが印象的でした。

スタジアムの外。この場は空いていますが、場所によってはモンゴルとは思えないほど人口密度が多く、東京の満員電車をかきわけて歩くような気分でした。

メインスタジアムそばの小さな会場で行われていたのは弓技大会。座っているのは選手でしょうか、座席の上に弓矢が見えます。

左側に弓技の選手たちが並び、右側の遠くにある的めがけて弓を引きます。

色とりどりのデールがかっこいいですね!

開会式ではスタジアムのトラックを猛スピードで馬が次々駆け抜け、騎手がアクロバティックな技を見せる演出が多かったので、私はデジタルカメラで休む間もなく撮影し、気づいたときには式典が終了。ここに載せている写真はすべてフィルム写真で、開会式より後に撮ったものばかりです。

モンゴルではナーダムの時期は仕事を休み、街を出て草原へ出かける人が多いです。これから短い夏を思いきり満喫することになります。