8月2日に東京でわんぱく相撲全国大会が開催され、モンゴルチームが出場しました。今年の代表メンバーは、4年生/ガントルガ・ブレントゥグス、5年生/ダシダバー・ドゥーレンサラン、6年生/ツォグトトゥグス・ヒシグバヤル。コーチはバヤンホンゴル総合生協学校のガンホヤグ先生です。
会場の両国国技館!
枡席にいるのは、各都道府県から集まった4〜6年生の代表選手と保護者の皆さん。選手への応援の声が飛び交います。
わんぱく横綱を目指して繰り広げられる熱戦。
花道を歩いて裏へ行くと、力士たちの支度部屋があります。
そこで待機する5年生の選手たち。モンゴルのバヤンホンゴル県からやってきたドゥーレンサランは600頭の家畜をもつ遊牧民一家で生まれ育ち、現在もゲル暮らし。ラクダに乗って放牧を手伝うそう。
私が会場に着いたとき、4年生のブレントゥグス君が1回戦ですでに敗退し、写真を撮ることができませんでした。彼は日本式の相撲はほぼ未経験ですが、モンゴルで行われた予選大会で優勝して初来日。お父さんがモンゴル相撲の強い選手だそうです。
上を見上げるドゥーレンサラン君。
ハッケヨイ!
勝ち!
再びハッケヨイ! トーナメント制のため、負けるまで試合が続きます。ドゥーレンサラン君は物おじしない雰囲気で予選を勝ち抜き、決勝進出。
6年生のヒシグバヤル君もバヤンホンゴル県出身。昨年のわんぱく相撲全国大会でベスト8(小結)になったので、今年はもっと上を目指すと気合が入ります。
勝ち!
この後も勝ち続けましたが、惜しくもベスト16で敗退。決勝進出ならず悔しそうでした。
決勝進出が決まった選手が支度部屋に集められ、化粧まわしを身につけて、土俵入りの儀式ならびに塩の撒き方のレクチャーを受けています。
大相撲の土俵入りと同じように、ぐるっとゆっくり土俵を歩き、勢ぞろい。
3本指はわんぱく相撲の決めポーズ。
試合はYouTubeで中継され、枡席の上の方に解説席が設けられています。
土俵入りを終えて決勝戦スタート! 4年生の決勝戦を支度部屋のテレビで見守る5年生と6年生。
ベスト8の5年生が入場。待つ間、ドゥーレンサラン君に他の選手たちが次々に話しかけ、いつの間にかみんなで戯れあっていたのが微笑ましかったです。頼まれて私が通訳に入ることもありましたが、ジェスチャーを使ったり変顔をしたり、会話していました。
すっかり仲良し。試合前には「互いに全力を尽くそう」と言い合っていました。
最終結果はドゥーレンサラン君がベスト8(小結)。
各学年のわんぱく横綱。5年生の横綱は大田区の青栁由介(あおやぎゆうすけ)君。ドゥーレンサラン君に積極的に話しかける優しい姿が印象的でした。
最後まで落ち着いていて、緊張している様子がなかったドゥーレンサラン君。たたずまいが誰かに似ている、どこかで見たことがあるような……。
考えていた矢先、2023年のわんぱく相撲全国大会に小学4年生で初出場していきなり優勝したハシエルデネ君からFacebookで私にメッセージが届き、「僕のDuu(弟)の結果はどうだった?」と聞かれてハッとしたのです。ドゥーレンサラン君に似ている誰かは、まさにこのハシエルデネ君でした。とはいえふたりに血縁関係はなく、一緒にモンゴル相撲を練習する兄弟分なのだそう。
2016年のわんぱく相撲全国大会に出場したソソルフー君(彼は城勝雄として九月場所から番付にのります)にも共通することですが、小学生とは思えない、飄々とした落ち着きがあるのです。そういえば3人ともバヤンホンゴル県の遊牧民です。
大会閉幕後、選手たちは保護者と新幹線や飛行機に乗って自宅へ帰りますが、すぐ家に帰ることができないモンゴルチームは、大会主催者である青年会議所の方々の打ち上げに参加させていただきました。
その帰り道、彼らをホテルへ送る途中で、鳥取県代表コーチを務める西郷智博先生に遭遇。モンゴルと鳥取の選手で記念撮影を。
西郷先生も指導に関わる鳥取西中学校には、わんぱく相撲全国大会の常連だったチルグン君が現在留学中です。「ちょうど来週、両国国技館で全国都道府県中学生相撲選手権大会がありますよ! チルグンも出場します」と西郷先生に教えていただき、来週見に行くことにしました。
長い1日の終わり。おやすみなさい!


