宮城野親方とジャルガルサイハンさんが対談、旧正月のモンゴルで放映されました

昨日はモンゴルのツァガーンサル。モンゴル在住の人はもちろん、日本で暮らすモンゴル人たちもボーズやポテトサラダをお腹いっぱい食べてお正月を楽しんでいるようです。

さて、モンゴルで人気の独立系ジャーナリスト、ジャルガルサイハン・ダンバルジャーさんが先週来日されていました。東京滞在中に宮城野親方へのインタビューが実現することになり、ジャルガルさんから撮影を頼まれて私も行ってきました。

撮影チームは女性3人。カメラは、以前NHKでモンゴルのフイテン山の番組を制作したこともあるというフリーランス・プロデューサー&ディレクター阿部櫻子さんにお願いしました。

対談をセッティングする際、土俵に椅子を置かなければならなかったのですが、私たちは男性ではないので土俵に入ることができません。ジャルガルサイハンさんから「なぜ入れないの?」と尋ねられても相撲のルールとしか言えず……。

収録スタート!

今回ジャルガルサイハンさんからご連絡があったのは、対談実施日の6日前。そのとき私はモンゴルの写真家の方々と渋谷で飲んでいました。するとジャルガルサイハンさんから着信があり、「対談を撮影できる?」と聞かれ、あまり深く考えないで「はい」と答えました。しかしそんな単純ではないと後で知ることになるのでした。

というのも、日本式のカメラはNTSC式というアメリカスタイル、モンゴルのカメラはPAL式というヨーロッパスタイルで異なり、日本のカメラで撮った動画をモンゴルでは使えないとわかったのが撮影2日前。PAL式のカメラを大至急で探さなければならなくなったのです。

在日モンゴル人のお正月の取材でたまたまMNB(モンゴル国営テレビ)のクルーの方々が来日していると聞き連絡をとるも、対談前日に帰国予定とのこと。白鵬杯で来日していたカメラクルーの方々も同じ日に帰国予定。日本にいるMNB特派員をしている知人に連絡をとると「特派員をやめて起業しました」。うーん、どうしよう!

カメラに詳しい友人知人に相談していたら、NTSC式で撮影したデータをmp4形式で保存して送ればモンゴルでも使えるかもしれないという情報が。結論からいうと、その方法で無事に撮影データをモンゴル側で使用することができました。

この対談はモンゴルのテンゲルTVで本日2月22日モンゴル時間22:10〜放送。Facebookライブもされました、リンクからご覧になれます。

このときの対談の和訳はデファクトガゼット新聞に掲載されています。

ジャルガルサイハンさんが今回来日したのは、これまでの情報発信などの取り組みが日本・モンゴルの友好関係にも貢献していると評価され、日本の外務省と在モンゴル日本大使館から招待されたためとのこと。来日中は佐賀県(黒毛和牛の牧場)、福岡県(元寇が来た海岸と「蒙古山」)、大分県(清水武則元大使のご自宅)愛知県(トヨタ)などを回ってから東京へ。

ジャルガルサイハンさんはデファクト・ガゼット新聞日本語版を発行されています。モンゴルの政治経済情報を得られる無料の中立メディア(どこの政党の影響も受けていない)ので、ご興味のある方はぜひご覧ください!(購読申込はこちらからメールアドレスをご登録ください)。

 

ジャルガルサイハンさんと外務省の中尾章人さんと。分刻みで移動するおふたり

 

宮城野親方