国へ帰れない1万人の嘆き
2020年8月5日発行の「デファクトガゼット通信(日本語版)」に寄稿しました。リンクからご覧いただけます。
2020年8月5日発行の「デファクトガゼット通信(日本語版)」に寄稿しました。リンクからご覧いただけます。
2020年7月21日夕方、成田からウランバートルへMIATのチャーター機が出発しました。予てから帰国希望申請を出していたモンゴル国民のうち約250人弱が搭乗しました。 この日は私も見送りで成田空港へ行きました。成田空港行…
4度目のチャーター機で263人がモンゴルへ帰国 本日7月4日、成田からウランバートルへ飛んだチャーター機が無事に離陸しました。乗っているのは、新型コロナウイルスの影響でずっと帰国できずにいたモンゴル国民263人です。この…
(画像はikon.mnより) 2020年6月24日は、4年に1度の国政選挙の投票日です。モンゴル国会は一院制で、定数は76議席です。 今年出馬する候補者は606名で、13の政党と4つの連合から485名、無所属が121名で…
アメリカ人女性が留学先のパリで学んだ生活術を綴った本、『フランス人は10着しか服を持たない』が日本でベストセラーになりました。私も読んで影響を受け、手持ちの服をごっそり処分したのですが、そのときふと思ったのです。モンゴル…
中国新聞2020年2月13日朝刊掲載
(写真提供:正義党) 元日本留学生達による新政党の誕生 現在日本にはモンゴル人留学生が約3000人いる。その中には「将来モンゴルで選挙に出馬して腐敗した政治を変えたい」と熱い胸のうちを語る人もいる。そんな青年達の思いが…
フォトジェニックな国 8月12〜21日に開催された「MONGOLIA TODAY」というプログラムに参加した。世界各国のフォトジャーナリストが共に旅しながらモンゴルの魅力を写真で表現し、最終日にザナバザル美術館で写真展を…
発行:PDAA MONGOL LCC/編集制作:大西夏奈子、惠良司
加熱する米中貿易戦争 世界の動きが凄まじい。5月5日にトランプ大統領が中国からの2000億ドル相当の輸入品に対して関税率を10%から25%に引き上げることを表明すると、報復として、5月13日に中国がアメリカからの600…
<記事の一部を掲載しています> 私が初めてモンゴルを訪れたのは 2000年の夏だった。モンゴル語を学ぶ学校に入った縁で、現地のサマースクールに参加することにしたのだ。 日本を飛びたった飛行機がいよいよ着陸間近というとき、…
(写真提供:HushTug) 2019年5月1日、元号が令和に変わった。1989年に始まった平成時代の30年間は、モンゴルが民主化への道を歩み出し、日本との友好関係を前向きに発展させていった時代そのものだった。この間、世…
発行:PDAA MONGOL LCC/編集制作:大西夏奈子、惠良司
モンゴルには「ホーミー」という摩訶不思議な歌唱法があります。1人の歌い手が2つ以上の音を同時に出してハーモニーを奏でる、あれです。日本在住のホーミー&馬頭琴奏者ボルドエルデネさんにお話を伺いました。 動物も人間も幸せにな…
在留モンゴル人が1万人を突破 日本には何人のモンゴル人が暮らしているのだろう? 法務省「在留外国人統計」によれば、モンゴル国籍を持つ在留外国人の数は2018年6月時点で1万57人だ(ここには観光や親族訪問などが目的の短期…
<記事の一部を掲載しています> 昔流行った「コロッケの唄」をモンゴル風に変えるなら、今日も肉うどん〜 明日も肉うどん〜 これじゃ年がら年中肉うどん肉うどん〜♪ 私がかつて居候させてもらった遊牧民家庭では食事が毎日肉うどん…
相撲と草原のほかに何がある? 「モンゴルといえば何を思い浮かべますか?」と日本人に尋ねてみると、こんな答えが返ってくることが多い。相撲、朝青龍、白鵬、草原、スーホの白い馬、星空、マンホールチルドレン……。「ウランバートル…
発行:PDAA MONGOL LCC/編集制作:大西夏奈子、惠良司
私が相撲に興味を持つようになったのは、あるモンゴルの遊牧民少年との出会いがきっかけでした。 2016年夏、「わんぱく相撲全国大会」の実行委員会の方と縁ができて大会を見学させてもらえることになりました。都道府県大会を勝ち抜…
モンゴルの友人家族と一緒にゴビへ車で向かっていたときに、面白いしきたりを目撃しました。 草原を走り続けて2日目、同じ車に相乗りしていたおばあさんが「ここで車をとめて! 私が生まれたところなのよ」と突然さけびました。車がと…
モンゴルは旧正月なので、元旦が毎年変わります。2018年は2月16日だそうです。 年末年始にモンゴルへ行くと、12月25日をすぎても街はクリスマスの飾りつけでいっぱい。 斬新なツリー! クリスマス本番の12月31日は、昼…
「Mongolian Economy 日本モンゴル外交樹立45周年記念号」(2017年10月発行)に掲載 日本とモンゴルの国交樹立を語る上で欠かせない人物の一人が、花田麿公(まろひと)元駐モンゴル大使(1999〜2002…
ウランバートル市内を、17歳のローヤくんとオユカちゃんと3人で歩いていたときのことです。 狭い道の真ん中に1本の柱があり、ローヤとオユカは柱の左側を、私は逆に右側を通ってよけようとしました。 するとふたりから「そっちはだ…
Mongolian Economy(2017年10月号)寄稿記事に加筆しています 日本人とモンゴル人は、そもそも違いすぎる 「モンゴルの何が魅力なの?」と人からもし尋ねられたら、「大草原も星空も素晴らしいけれど一番興味深…
モンゴルで外を歩いていると、突然人から握手を求められることがあります。 相手が友人でも初対面の人でも関係なく、ただぎゅっと握られるのです。 最初のうちは奇妙でしたが、人と自分の足が誤ってぶつかったときにお詫びを示すサイン…
* この記事は、モンゴルの経済誌「Mongolian Economy」(2017年9月発行)に寄稿した記事を和訳したものです。 インターネットで簡単に情報を得られるようになったこともあり、日本で出版される本の年間売上額は…
Mongolian Economy(2017年6月発行)に掲載 モンゴルツーリズムにとって待望の夏がやってくる! モンゴル政府は2020年までに観光客数を年間100万人にするという目標を掲げていますが、The World…
Mongolian Economy(2017年5月発行)に掲載 2017年4月5〜6日、東京ビッグサイトで「ファッションワールド東京2017」という日本最大のファッション展示会が開催されました。世界38か国から890の会…
Mongolian Economy(2017年1月発行)に掲載 「モンゴル人といえば、だれを思い浮かべますか?」 私が100人の日本人に質問してみたら、41人が「元横綱・朝青龍」、37人が「横綱・白鵬」、1…
2001年の夏、モンゴル南西部のゴビアルタイ県へ車でむかう道中で、山の上の遊牧民宅に泊めてもらいました。 夜空には、光る砂つぶのような星が地平線までびっしり……! 空を二分して伸びるのは、白い天の川(ゴビの人は「天の縫い…