間垣親方(石浦関)の断髪式に宮城野親方、横綱照ノ富士関も登場

2024年6月1日、石浦関あらため間垣親方の断髪式が行われました。

会場は両国国技館。

ポスターのビジュアルが斬新です。

入り口にたくさんの花。

間垣親方は鳥取出身なので会場も鳥取カラーが強いです。

左は鳥取西中学校相撲部で長く指導者を務めていらっしゃった倉本慎太郎先生。小学生のとき野球少年だった石浦関を相撲道に引き込んだ方でもあるそうです。留学組のモンゴル力士たちの指導もずっとされてきて、「モンゴルに行ってみたいなあ」と話していました。

右は私の友人の大城亮さん(通称コヤさん)で、今回の断髪式に招待してくれました。ふたりは日本大学相撲部の先輩後輩同士です。

両国名物の力士弁当。

本日のスケジュール。白鵬杯でおなじみの演出家・鈴木おさむさんの名前も。

私の席は2階です。着いたときちょうど十両力士の花相撲(勝敗が番付や給金に反映されない取り組み)が終わったところで、相撲甚句がスタート。

七五調でユーモアある歌詞を真ん中の力士がうたい、周りにいる4人がぐるぐるとゆっくり回りながら「はあ〜どすこい、どすこい〜!」と合いの手を入れます。

すてきな舞妓さんの姿も!

元宮城野部屋、現伊勢ヶ濱部屋の伯桜鵬関はこの日が相撲甚句デビュー。鳥取出身、鳥取城北高校相撲部OB、宮城野親方の弟子という点が石浦関と共通しています。ほかの力士たちもそうですが、歌が上手!

つづいて伊勢ヶ濱部屋 vs 鳥取城北高校相撲部の対抗戦。

唯一のモンゴル人同士の取り組み。鳥取城北高校留学中のムンフビルグーン君と、同校を卒業して今年宮城野部屋から聖白鵬としてデビューしたばかりのデミジャムツ君です。

熱戦の末、先にプロ入りした聖白鵬の勝ち。

こちらは日本人対決。鳥取城北高校出身の天照鵬関は白鵬杯でも上位入賞の常連でした。5戦した結果、伊勢ヶ濱部屋チームが勝利。

平井伸治鳥取県知事が石浦関と登場。明るいスピーチを繰り広げ、最後は「鳥取砂丘なのでサンキュウ!」と締めくくりました(笑)。

いよいよ断髪。参加者はあいうえお順に呼ばれ、土俵上で少しずつハサミを入れていきます。四方のお客さんによく見えるよう、石浦関が途中で向きを変えていました。

男性による断髪が終わったら、石浦関の椅子が土俵際に移され、(土俵に上がることが許されない)女性の来場者による断髪の時間に。石浦関のお母さまに付き添われ、石浦関のお子さんたちもハサミを入れました。

石浦関のお母さま。

つづいて椅子が中央へ戻され、関取たちがハサミを入れていきます。まずは遠藤関。

遠藤関は日本大学で石浦関の1つ下の学年だそうです。

相撲甚句を披露した伯桜鵬関。

深いお辞儀。

ことしの春場所で鮮烈な幕内デビューかつ初優勝を決めた伊勢ヶ濱部屋の尊富士関。彼も石浦関と同じく鳥取城北高校と日本大学相撲部の出身です。

それぞれの力士がハサミを入れた後、一瞬だけ石浦関と挨拶や言葉を交わす瞬間があり、遠くから見ていても何かぐっと伝わるものがあります。

伊勢ヶ濱部屋の熱海富士関。

横綱照ノ富士関。おふたりとも鳥取城北高校出身で、現在伊勢ヶ濱部屋所属です。

年は1つ違いですが、高校時代どちらが先輩だったのかはわかりません。

土俵をおりる照ノ富士関。

お父さまであり、鳥取城北高校校長で相撲部総監督でもある石浦外喜義先生。

ここで場内が暗転。

凝った演出が印象的な断髪式です。宮城野親方と彼の友人である鈴木おさむさんのアイデアが発揮されているのだろうと思いました。

元間垣親方が登場。

次に宮城野親方が歩いてきました。

写真を撮れなかったのですが、ハサミを入れた後宮城野親方が石浦関の頬にしっかりキスをしていました。

最後は伊勢ヶ濱親方。

完全に髷が切り落とされました。

宮城野親方ではなく伊勢ヶ濱親方がこの役を務めることになるとは、数ヶ月前までご本人たちも思いもしなかったはずです。

お子さんたちから花束贈呈。

太鼓演奏のあと、幕内力士たちが東西から登場。

幕内力士による花相撲のはじまり。

大相撲のときよりリラックスした雰囲気でした。

本場所は休場中の横綱照ノ富士関。

迫力。

お客さんたちも、幕内力士たちの登場に沸いていました。

花相撲とはいえ、懸賞金も!

結びの取り組みは、横綱照ノ富士関 vs 大関豊昇龍関。

シリアスな試合ではないものの、お元気そうな横綱を見られてよかったです。

白鵬関の内弟子として、長らく石浦関とともに奮闘してきた炎鵬関による弓取式。

さいごに石浦関あらため間垣親方からご挨拶。短髪とスーツ姿になりました。

個人的にとても嬉しかったのが、鳥取から来ていたソソルフー君と再会できたこと。真ん中にいるのは鳥取城北高校相撲部の名コーチのガントゥクス先生です。

白鵬関が独立して部屋をもったら、その部屋の外国人枠に入るのはソソルフー君だと私は確信していました。なので昨年先輩のデミ君が入ったと知り、驚きました。

ソソルフー君は社会も見てみたいと、鳥取城北高校を卒業してから鳥取県で介護の仕事をしつつ、相撲部の練習を手伝っているそうです。いつかプロ入りするとは思いますが、いつどこの部屋に入るのかはわかりません。

鳥取城北高校にモンゴルから留学中のふたり。左のムンフビルグーン君とは過去に白鵬杯で2度、わんぱく相撲で1度会いました。小学生時代とは別人のように大きく、はじめは同一人物だと気がつきませんでした。

複数の相撲関係者から聞いた話では、モンゴル人が相撲部屋に入るのが現在とても狭き門になっていて(外国人枠自体が減っていることに加え、モンゴル力士の事件の影響で)、留学中に良い結果を残せたとしてもプロ入りできるとは限らないそうです。