アイヌとモンゴルに共通する「蒙古斑の言い伝え」
昨日知人を通じて、アイヌの血をひく方に蒙古斑について尋ねる機会がありました。その方によると、「アイヌには蒙古斑があったりなかったりする」とのこと。 興味深いのが、蒙古斑にまつわる言い伝えです。なんとアイヌでは、「蒙古斑は…
昨日知人を通じて、アイヌの血をひく方に蒙古斑について尋ねる機会がありました。その方によると、「アイヌには蒙古斑があったりなかったりする」とのこと。 興味深いのが、蒙古斑にまつわる言い伝えです。なんとアイヌでは、「蒙古斑は…
2019年夏のノモンハン旅の続きです。 ハルハ河郡に着きました。モンゴルの最東端にある、小さな古い村です。 食堂でお昼ご飯。 ゴリヤーシという羊肉の煮込み料理。 食堂の隣にある屋外キッチン。 街は舗装されていなくて、イン…
前回書いたチョイバルサン市からノモンハン事件の現場(ハルハ河)まで、300kmくらいあります。モンゴル国内でもっとも平らな草原が広がるこの東部地域は遮る山がなく、ひたすら平原と空が広がっています。太平洋の湿気が来るため、…
ロシアの戦車隊と別れ、モンゴルの端っこ(右上)にあるチョイバルサン市に到着。かわいい女の子たちが出迎えてくれました。 「モンゴルのスターリン」とも呼ばれる独裁者、チョイバルサンの像。 チョイバルサンはスターリンの子分的な…
翌朝チンギス市を出たミニバスは、さらに東へと走ります。馬を乗せたトラックに追い越されました。 2時間走って、草原の休憩タイム。 手際よくガスコンロでお湯をわかし、インスタントコーヒーや紅茶を作って飲みます。 何か動物を見…
ウランバートルを出たミニバスは東へ走り続けます。この年は草が青々としてきれいでした。遠くに家畜の群れが見えます。 この岩には黄色いものがところどころついていて、これは何なのでしょう? 自然の色は美しいです。 チンギスハン…
ひと晩経って、昨日の野草のかぶれは治りました。Mongolia Today2日目の朝、荷物をまとめて外へ。ここにいる人たちと一緒に旅するようです。私にとっては全員初対面でした。 モンゴルの写真家が10人ぐらい、日本からは…
2019年8月、モンゴル政府とモンゴル写真家協会が主催した「Mongolia Today 2019」というプロジェクトに参加させていただきました。 世界6カ国(モンゴル、ロシア、中国、トルコ、日本、韓国)から主に新聞社・…
先日「孤独のグルメ」を見てウズウズし、巣鴨の老舗モンゴル料理店「シリンゴル」(1995年創業)へ! 大学生のとき以来20年ぶりに訪れました。 巣鴨駅を出て10分弱歩くと、閑静な住宅街の半地下にシリンゴルはあります。私が大…
モンゴル人は、なぜヒロシマ・ナガサキのことをよく知っているんだろう? 私がモンゴルの人々と付き合うようになってから不思議に思っていたことの一つです。 私は学生時代、カナダのトロントに1年弱滞在していました。その時通ってい…
なぜ日本人が抑留されたのか 8月23日は、歴でいえば「処暑」です。連日の酷暑がやわらぎ始めるこの日、国立千鳥ケ淵戦没者墓苑で「シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い」が開催されました。1945年8月23日、ソ連の最高司令…
中国新聞2020年12月19日朝刊掲載
2020年はモンゴル抑留が行われてから75年目にあたる年でした。 抑留者の墓参活動を積極的に支援された元在モンゴル日本大使の花田麿公さんは、「抑留問題はまだ終わっていない」とおっしゃいます。花田さんに貴重なお話を伺い、デ…
中国新聞2020年2月13日朝刊掲載
フォトジェニックな国 8月12〜21日に開催された「MONGOLIA TODAY」というプログラムに参加した。世界各国のフォトジャーナリストが共に旅しながらモンゴルの魅力を写真で表現し、最終日にザナバザル美術館で写真展を…
<記事の一部を掲載しています> 私が初めてモンゴルを訪れたのは 2000年の夏だった。モンゴル語を学ぶ学校に入った縁で、現地のサマースクールに参加することにしたのだ。 日本を飛びたった飛行機がいよいよ着陸間近というとき、…
モンゴルには「ホーミー」という摩訶不思議な歌唱法があります。1人の歌い手が2つ以上の音を同時に出してハーモニーを奏でる、あれです。日本在住のホーミー&馬頭琴奏者ボルドエルデネさんにお話を伺いました。 動物も人間も幸せにな…
「Mongolian Economy 日本モンゴル外交樹立45周年記念号」(2017年10月発行)に掲載 日本とモンゴルの国交樹立を語る上で欠かせない人物の一人が、花田麿公(まろひと)元駐モンゴル大使(1999〜2002…