ロシアの戦車隊と別れ、モンゴルの端っこ(右上)にあるチョイバルサン市に到着。かわいい女の子たちが出迎えてくれました。
「モンゴルのスターリン」とも呼ばれる独裁者、チョイバルサンの像。
チョイバルサンはスターリンの子分的な存在で(そうならざるを得なかったという声もあり)、当時のモンゴルの人口が約74万人だったところ、2〜3万人を粛清してしまい(正確な数は不明)、モンゴル国内に緊張が張り詰めました。
これは何の建物なのか……ヒビだらけです。
チョイバルサン市内の宿泊ホテル。
レセプションを開いていただきました。
地元の歌手が歌い上げます。
羊肉うどんやスイカをいただきました。
アルタンゴビ・ビールとウオッカ。緑色のポロシャツを来ている人が多いのは、Mongolia Todayの公式ユニフォームだからです。
就寝前にモンゴル人写真家たちのリクエストで、ロシアのふたり組による撮影技法レクチャーが行われました。国を越えて集まった写真家たちは、お互いの撮影や加工の技法に興味津々です。写真に人生を賭け情熱を燃やす彼らから、私も刺激を受けました。
泊まった部屋。コンセントがあるものの、穴が壊れていて充電できません。田舎へ行けば行くほど部屋の設備はガタガタになっていきます(修理する予算がないのか、誰も気にしないのか?)。
朝ごはんは小麦粉のつぶつぶが入ったスープ。二日酔いの朝に飲みたい!
ノモンハン現場まではもう少し。バスに乗り込んで今日もレッツゴー! こういう巨大壁画を車窓からいくつも見かけました。社会主義っぽい絵ですね。
巨大な女性の像。
草原で見つけた遊牧民のゲル。立ち寄ろうと近づいたら、中から双子の男の子が出てきました。
しぐさも似ている……!
モンゴルのゲルに必ずいる番犬。
またね〜!
これは何でしょう?
地下資源が豊富なモンゴル。チョイバルサン市南東に位置するタムサグ油田です。この水色の機械で石油を採掘し、トラックが行き来して運んでいました。
操業するのは中国石油天然ガス集団(CNPC)傘下企業のペトロチャイナ・ダチン・タムサグ社。同社はこの油田における20年間の採掘権を得ています。
こうして道中で何か見つけたらすぐバスを降りて撮影する、ということを繰り返しながら目的地のノモンハンを目指したため、ハードスケジュールな日々でした。
私はウラジーミルとサーシャといつも同じバスだったので、彼らがカメラマンとしてどう動くのかを常に見ることができ、勉強になりました。金髪のウラジーミルは今夏の東京オリンピックにもロシアの公式フォトジャーナリストとして来日しました。
夜遅く、ボイル湖へ到着。湖沿いにあるコテージに泊まります。モンゴルで海辺のような景色を見るのは、ちょっと不思議な気分です。以下へつづく。