GWハワリンバヤルの夜は東京でモンゴル音楽イベントが大渋滞!

モンゴル関係者にとってゴールデンウィークといえば、練馬区光が丘公園で開催されるハワリンバヤル(モンゴル春祭り)ですよね!

昼間は恒例のハワリンバヤルですが、その夜は……。今年はモンゴルから大物アーティストたちが続々と来日し、彼らが出演するイベントが目白押し。イベントが大渋滞しています。

もっとも早く告知されていたのは、DESANTをはじめErka Digital、ThunderZ、Young Mo’Gという大人気ラッパーが勢揃いのこちらのイベント。六本木で2日間にわたり行われます。

こちらも大人気、Ginjin出演のイベントは代官山ユニットで。

女性ラッパーUka出演のイベントは銀座。

大人気ラッパーBig GeeがGWに来日するという話を彼の友人を介して聞いていましたが、イベントの告知を見たのは今日(4月25日)が初めて。彼とコラボ曲を出した人気若手女性ラッパーNENEも一緒のようです。5月4日と5日はどこへ行くべきか、直前まで迷う在日モンゴル人も多そうです。

こちらはハワリンバヤル翌日。場所は三ノ輪のモンゴル料理店、MJはうす。

翌々日には大御所のジャブハランさんも。。。

なんと悩ましい!  いっそのこと来日アーティストたち全員が出演するビッグ・イベントを大会場でやれたらすごいなあと思いますが、まとまって一緒にやるよりも、あくまで各々独立して旗を立てるところがモンゴルっぽいですね。

それぞれの主催者はモンゴル人と思われます。日本人がやる場合、チケットを申し込むときに名前や電話番号や住所を書いてクレジットカードで事前決済して注意事項に同意して……と細かくなりますが、モンゴル人の場合は電話番号があるのみ。電話して名前を言って、当日会場でお金を払うというシンプルな方式です。

ところでどのイベントもチケット代が6,500円なのは、なぜなんでしょう?

主催者目線で見たら、会場キャパがどこも大きいので、お客さんが分散しないのかが気になるところです。というのも、モンゴル関連のイベントをするときに難しいのが集客の問題です。

日本人向けのイベントであれば問題ないのですが、主なお客さんがモンゴル人の場合、申し込みがだいたいギリギリ(前日や当日)です。あるいは早く申し込んでいても無断キャンセルが発生したり、ウランバートルにいるモンゴル人から(参加できないのに)申し込みがあったりするので(笑)、参加人数がイベント開始時刻まで本当ーーに読めないのです。

とくに今回のような大型の音楽ライブイベントだと、会場費は数十万円かかります。さらに複数のアーティストの旅費+ホテル代+食事代や出演料も経費に加わります(それぞれのイベントの内情はわからないので勝手な予測ですが……)。

モンゴルで開催されるイベントでは、人気ラッパーであれば基本的に10万円以上のギャラが発生するそう。日本でやるなら、もっと期待しますよね。。。在日モンゴル人たちからは「チケットが高い」という声も聞こえてきますが、豪華アーティストが複数出るので、やむを得ないんだと思います。

どのイベントも満員御礼で大成功して、日本でモンゴルの音楽イベントが頻繁に行われるようになったら嬉しいですが……!  GWはモンゴル力士たちもイベント会場に駆けつけることでしょう!