坂本龍一 × TATAR

モンゴル語は強くはじける音とリズムがあるので、初めて聞いたときはラップのようだ!と思いました。

実際にヒップホップは大人気で、人気グループの一つがタタール。今から10年以上前に大流行した「ХАЙРЫГ ХYНДЭЛ」(ハイリク フンデル)という曲(他人の愛に敬意を、のような意味)。メンバー3人は第39高校の同級生で、グループ名はモンゴル系のタタール族にちなんでいます。

このメロディ、どこかで聴いたことがありませんか……?

世界から愛されている作曲家の坂本龍一さんが、映画『ラスト・エンペラー』のために書いた「Where is Armo?」です。清朝最後の皇帝でのちに満州国皇帝となった愛新覚羅溥儀の激動の生涯を描いたこの歴史映画は、第60回アカデミー賞で作品賞・監督賞・作曲賞を含む9部門を受賞しました。

タタールのメンバーが日本に留学していたときに坂本龍一さんのファンになり、本人から許しをいただいて、この歌を作ったのだとか(と、モンゴルの友人たちが言っていました)。そんなエピソードを聞いたこともあって、この曲が好きです。

追記:TATARのメンバーが日本に留学していたときに坂本龍一さんのファンになったというのは真実ではないそうです、裏を取らずに書いてしまい申し訳ございませんでした。TATARメンバーのムギーによれば、なぜ坂本龍一さんの音楽を使ったのかについてはまた別の話があるそうで、その話を聞くことができる日が来たらご報告します。