ウクライナ戦争の影響で、夏の草原へ行けない!

先週末はわんぱく相撲全国大会が両国国技館で行われ、モンゴルチームの通訳ボランティアに行ってきました。

そこで、子どもたちの引率のため来日したウランバートル在住の友人と話していたら、いまモンゴルでガソリン不足が深刻だという話に。同じころ、ウランバートルにいる別の友人から連絡があり、「明日から草原へ行く予定で1ヶ月前から楽しみにしていたのに、ガソリンが入手できなくて中止になった」と言うのです。

モンゴルの夏といえば草原! 街の喧騒を飛び出し、無音の世界である草原に滞在して、家族や友人とバーベキューをしたり、遊牧民のゲルにおじゃましたり、アイラグ(馬乳酒)をたっぷり飲んだり……心身のエネルギーチャージをするのがモンゴル式の夏の過ごし方です。この大切な時期にガソリンが入手できず、草原へ行けないと聞いて驚きました。

主な理由はウクライナ戦争の影響だそうです。ウクライナがロシア国内の石油製造所を無人ドローンで攻撃し、そのなかにロシア最大のオムスク製油所も含まれ、ガソリンをロシアから輸入するモンゴルに直に影響が出ているのだとか。最近モンゴルでガソリンの値段が上がっているという話をよく耳にしましたが、現在はお金があっても在庫がなくて買えないとのこと。

「中国から輸入できないの?」と私がモンゴル人たちに尋ねると、「モンゴル政府がそれをしたがらない」という返事。モンゴルのインフラ面の元栓はロシアにぎっちり握られているイメージがあるのですが、今回もそんな感じがします。

また、ガソリン不足の余波で肉などの物価が上がっています。昨日話した現地の友人は「牛肉1キロが4万トゥグルグ(約1700円)になっちゃって大変」と嘆いていました。日本に比べれば安いですが、モンゴルでは高いです。

その友人は「田舎の実家から街に戻ってきたばかりの知人が、ボルツ(干した牛肉)を分けてくれるって言うから、大きな鍋持参で行ってくる。すごく助かる!」と喜んでいました。

こういったガソリン不足は、モンゴルで過去に何度もありました。ないものはしょうがないので、一刻も早く事態がよくなるのを皆が待っている状態のようです。

友人がもらったボルツ