第2回日本モンゴル映画祭で上映している7作品のテーマソングや挿入歌をお届けします!
セルジュ・ゲンスブール「Comme un boomerang」
『サイレント・シティ・ドライバー』の挿入歌で、映画鑑賞後に頭のなかでリフレインし続ける……!タイトルを直訳すると「ブーメランのように戻ってくる」という意味のようです。
『サイレント・シティ・ドライバー』はスタイリッシュなアート系長編映画で、社会に馴染めずウランバートルのゲル地区で犬たちとひっそり生きる青年が主人公。センゲドルジ監督がこの歌を挿入歌として起用したいと切望し、ノムーンゾルプロデューサーたちが8ヶ月かけて許諾を得たそうです。この映画にはこの歌以外あり得ない!と言い切れるくらい、セルジュ・ゲンスブールのアンニュイな歌声が映像にマッチしています。
TATAR「Ardiin bagsh (Х.Сумъяадорж, Н.Түвшин, Б.Тэмүүжин)」
この動画に出演しているのはTATAR本人ではなく、映画『TATAR』でTATARのメンバーを演じる役者さんたちです。映画前半でこの歌が登場したとき、すごくワクワクしました! Ardiin bagsh(人民教師)という言葉が使われていることが、かつて社会主義国だったモンゴルらしくて面白いですよね。
TATAR『Busdiin hairiig hundel』
映画『TATAR』にとっても非常に重要な1曲。映画エンディングでTATAR(本人) が「日本の著名な音楽家に許可をもらってサンプリングした」と語る場面が出てくるのですが、音楽家とは坂本龍一さんのことです。ちなみに上のMVで主演している俳優のヤラルトさんは、映画『TATAR』でもマイダル兄貴役として出演しています!(胸熱)
TATAR『Нулимс дуссан хайр』
涙に濡れた愛という意味の歌。この歌を聴くと、映画のストーリーを思い出してぐっときてしまいます。
Nisvanis「Az Jargaltai Tugsdug (Live Session)」
ビャンバ・サヒャ監督の『Bedridden 〜寝たきりを選んだ男』の冒頭、主人公の”自称作家青年”が半裸でうろうろする場面で、ロックバンドNisvanisの歌が流れます。Nisvanisは昨年末に東京で最高のライブをしてくれました。今年結成30周年を迎え、4月9日にウランバートルで大きなライブが行われます。
Enji「Temeen Deerees Naran Oirhon」
ドキュメンタリー映画『SHUVUULAKHUI 〜ハヤブサと男』の挿入歌は、独特の存在感を見せる女性アーティストEnji。「ラクダの上に乗ったら太陽が近く見える」という可愛らしいこの歌、モンゴルでは昔から知られている曲で、Enjiがカバーしています。彼女はモンゴル人ですがドイツ在住。今年5月には東京でライブが予定されており楽しみです!
NENE「Goolingoo feat Altanjargal /Mongol OST」
最後に、アムラ・バルジンヤムさん監督・脚本・主演の『MONGOL』のテーマソングとして作られた、女性ラッパーNENEの「Goolingoo feat Altanjargal /Mongol OST」。この曲は他サイト転載ができない設定になっており、このサイトで埋めこみできませんでした。YouTube上で「NENE Mongol」と検索していただければ、すぐ見つかるはずです。
この曲でNENEがコラボしている男性は、モンゴルの有名な長唄歌手アルタンゲレルさん。彼が歌うこの歌も、モンゴルではよく知られる歌で、これまでは女性歌手が歌うケースが多かったそうです。
歴史映画の『MONGOL』のテーマを、なぜNENEに任せたのか? アムラさんに尋ねたら、彼の奥さまで本作プロデューサーでもあるウランさんの「若い層にも映画を届けたい」という思いから生まれたアイデアとのこと。実は、映画の中でこの曲は一度も流れません。しかしモンゴルの若者の間では映画『MONGOL』のテーマソングとして知られており、YouTube上で再生回数4000万回超えのメガヒットに!
第2回日本モンゴル映画祭は4月17日〜5月7日にMorc阿佐ヶ谷でも開催決定! 関東では、こちらの劇場が最後の機会となります!


