あたたかい時間が流れたThe Royal Heartachesの初来日ライブ

10月12日夜、新宿でThe Royal Heartachesの初来日単独ライブが開催され、私も行きました。ここ1、2年間、モンゴルで若者を中心に大人気となっているバンドです。

この日の来場者は200人ほど。その99%が20代〜30代前半の在日モンゴル人で、男女の比率は半々です。面白いなと思ったのが、昨年か今年に来日したモンゴルの若者が多かったこと。長年日本で暮らしているモンゴル人は、The Royal Heartachesの人気がピンとこないのだそうです。

ヴォーカルの彼女は途中からMCもつとめていたのですが、そのお話の内容から、きっと繊細で優しい性格の方なんだろうなと思いました。

The Royal Heartachesに欠かせない存在であるサックス担当の女性は、ライブの合間に彼女との写真撮影を望む女性ファンの列ができるほど人気でした。

ドラムを叩いていたのはモンゴルの大人気ロックバンドThe Lemonsのメンバー、ウージギーさん。

今回は5人編成でした。ライブによって演奏メンバーが入れ替わることもあり、正式メンバーが誰なのか私にはまだよくわかりません。

サックスのソロパート、かっこよくて会場から拍手が沸き起こりました。

私が知り合いのモンゴル人だと思って「サエンノー?」と話しかけた男性から「え? え? すみません、わかりません」と言われ、なんと日本の方でした。たまたまネット上でThe Royal Heartachesの曲を聴き、とても気に入って今日のライブに参加したそうです。

ライブ最中、ヴォーカルの女性が「今日は1人で参加してくださっている日本のお客様がいるそうです。サトウさん、来てくれてありがとうございます」と彼のことに触れた場面があり、モンゴル語がわからなくても何となく伝わったそうで、その佐藤さんはものすごく感激したそうです。

そのあと、この日が誕生日だった別のモンゴル人女性の名前が呼ばれ、ヴォーカルの女性からおめでとうとお祝いの言葉が贈られました。

大ヒット曲「6 × 6」が始まると、会場のお客さんも一緒に熱唱。チケット代が1万円(飲み放題付き)と高めでしたが、来場者に話を聞いたら「日本で大好きなバンドが見られて嬉しい」と若いお客さんたちも大喜びしていました。終始あたたかい雰囲気のライブでした。

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