モンゴル人がタトゥーを入れるとき

先日モンゴルにいる友人のサロールからメッセージが来て、「日本では鯉にはどういう意味があるの?」と尋ねられました。私は「縁起がいい魚の象徴」だとか「出世するという意味がある」と何気なく返信したのですが、

8月にモンゴルで再会したとき、腕に鯉が。。。「縁起のいい魚だって聞いたから大きく入れたよ」とのことでした。数日前に彫ったばかりなので保護ラップが巻かれています。

サロールはミュージックビデオやドラマを制作する映像作家で、絵本作家ボロルマーとガンバータル夫妻の親友です。彼は友人たちと共にウルグー映画館のそばで写真撮影スタジオ「PHOTO BOX」をオープンしたばかりで、事業の成功祈念をこめて鯉の絵をタトゥーにしたそうです。

サロールと一緒に働く男性が「オレは脚にタトゥーを入れているから洋服で隠れてあまり見えないんだよねー!」と龍の絵柄を見せてくれました。モンゴル人は男女ともタトゥーを入れている率が高く、ファッション感覚で気軽に入れることもあれば、人生の分岐点で気合を入れるために入れることも、自分にとって大事な意味のある言葉や絵を入れることもあるそうです。

モンゴルから日本へ帰国する朝、チンギスハーン空港でたまたま目撃したゲルのタトゥー!