2019年夏のノモンハン旅の続きです。
ハルハ河郡に着きました。モンゴルの最東端にある、小さな古い村です。
食堂でお昼ご飯。
ゴリヤーシという羊肉の煮込み料理。
食堂の隣にある屋外キッチン。
街は舗装されていなくて、インフラもほとんどありません。この年の夏、ハルハ河戦争大勝利の80周年を記念して、プーチン大統領がこの古い村を大改修するための費用をバトトルガ大統領へプレゼントしたと話題になっていました。村のそばでは工事が行われており、学校、公共施設などを含む新しいハルハ河村が建設されていました。
こうしてハルハ河戦争の○周年が来るたび、ロシアとモンゴルは大きな石碑を新たに建設したり、記念式典を行って、過去の勝利を讃え、互いの絆を確かめあっているのだと今回初めて知りました。
この箱の中には、穴を掘っただけの女性用トイレが3つ並んでいます。ドアは壊れています。
村の戦勝記念博物館へ行きました。ノモンハンの戦闘で力尽きた日本兵の遺品も展示されています。
共に戦って勝利した、と讃えあうソ連とモンゴルの絵。
受付の女性の子どもがそばで遊んでいます。
ノモンハン事件(ハルハ河戦争)が起きたのは1939年。日本ではほとんど話題になりませんでしたが、モンゴルではプーチン大統領も来て盛大に祝賀式典が行われました。
入口にあった像。
ハルハ河戦争で活躍したモンゴルの英雄たち。
草原に落ちていたとされる銃弾。ソ連・モンゴル軍のものですね。
ソ連・モンゴル軍のりゅう弾。
りゅう弾を入れるバッグ。
左はソ連・モンゴル軍の弾薬ごう(弾薬を巻きつけていたのでしょうか?)。右は弾丸ケース。
ソ連・モンゴル軍の馬。
戦闘の様子を再現した絵。
1939年7月2日〜5日にバヤンツァガーンで起きた衝突をあらわした図。
ソ連兵の帽子。赤い星がついています。
当時の兵士たちが着ていた服。
日本軍が使用した口径37mmの対戦車砲の弾の筒。九四式三十七粍砲や一式三十七粍砲があります。
こちらも日本軍の大砲の弾の筒。
鉄砲用の油入れ。どちらの軍のものかは不明。
左は大砲の方角を計測する機器。右は地理に関する計測器のようですが、詳細不明です。
日本軍の機械組み立てのあぶみ? ペダル?
日本兵の靴。
上は日本兵の靴に使う紐のようです。下は靴用のブラシ。
日本兵のお弁当箱。
日本兵が持ち込んだと思われる瓶。一番搾りは絶対違います(笑)。
右は日本軍の食料用油の容器。
日本兵の水筒。草原には水がほとんどなく、非常に過酷な戦場だったと聞きますが、この中に水を入れることができたんでしょうか。
ナイフ。
展示を見終わると、最後に広い部屋がありました。
ハルハ河戦争で活躍した英雄たちの名前が刻まれています。
迷子になって泣いていた子ども(右にいるのがお父さん)。
博物館の外に飾られているソ連の戦車。以下の記事へつづく。