モンゴル民主化の歴史とともに歩んできた、NISVANISの誕生秘話

1週間前からモンゴルに来ています! ウランバートルの気温はマイナス1度〜マイナス10度を行ったり来たり。街の様子についてはまた別で書きます。

さて、WEB望星で書いているモンゴルの連載が、気づけば80回目になりました。NISVANISのライブを現在準備中なのですが、リーダーでボーカルのアムガーさんから話を聞けば聞くほど興味深いエピソードが出てくるので、彼らの誕生物語を書きました。

カオスから生まれたロック! 自由を慣らすNISVANIS

NISVANISは、モンゴルが民主化されなければ、誕生していなかったであろうバンドです。デビューして29年間、いまなお第一線を走り続けている稀有な存在です。

正直にいうと、私自身は、はじめNISVANISの音楽にあまり興味がなかったです。音楽好きのモンゴル人たちから「本物のモンゴルロックを知りたければNISVANISだよ」と言われ、そうなんだ、と思っていたくらいでした。

ところが、その音楽は、聞けば聞くほど味わい深く、それぞれの音楽にまつわるぶっ飛んだエピソードが膨大にあり、引いてしまいそうな歌詞もありながら、憎めない正直さがあるのです。これは多くの歌詞を書いているアムガーさん自身の、タガの外れたクレイジーかつ温かい人柄ゆえだと思います。

NISVANIS来日ライブ(11月14日@渋谷)チケット情報