羽田空港でモンゴル人アーティスト三人展「Colors of the Sky」スタート!

2024年4月10日から3人のモンゴル人芸術家による展示「Colors of the Sky」が始まります。場所は羽田空港6階のスカイギャラリーです。

初日10日の13時半から1時間ほど、羽田空港の2階でオープニングセレモニーが行われます(ANAではなくJAL側だそうです)。

本展示のメインコーディネーターである画家ザヤサイハンさん、ザヤさんと同じくバヤンホンゴル県出身でモンゴル写真界の大御所ツァツァラルトさん、画家でもある元横綱・日馬富士さんが参加されるほか、馬頭琴や歌の演奏もあります。どなたでも参加可能ですので、ご都合のよろしい方はぜひ羽田空港へ!

画家ザヤサイハンさんを特集した番組です。かつてはご家族と日本に暮らしていたこともあるザヤさんの絵は、独特な色使いや発想にあふれ、アーティストとして常に新しい画風に挑戦し続けています。

この番組の中で、ザヤさんのことを長年応援し続ける兄貴分である風刺画家ツォグトバヤルさんが登場しますが、ツォグトさんも10日のオープニングセレモニーに参加予定です。ザヤさんもツォグトさんも東京の古本屋をめぐるのが大好きです。

写真家のツァツァラルトさんをゲストに迎えたモンゴルの新番組。毎週1人の写真家をフューチャーし、彼や彼女が撮影した写真10枚を見ながらその裏にあるストーリーを語ります。

ツァツァラルトさんは若手写真家たちからは大先輩として慕われ、同年代の写真家たちからはモンゴル写真界を牽引する刺激的な仲間として愛されています。社会主義時代からモンゴルの街と田舎の風景や人々を撮り続ける、いわば歴史の記録者。

ちなみにツォグトさんとツァツァさんは親友関係で一緒に海外へ出かけることも。海外では書店や図書館を訪れ、モンゴルの貴重な歴史文献や地図を発掘するのが趣味で、それらをコツコツ収集されています。

最後は日馬富士さん。相撲の現役時代から油絵を描くのが好きで、彼の絵のメインモチーフは雄大な富士山。今から10年くらい前、親友のザヤさんと銀座の大きなギャラリーで二人展を開催したこともありました。

現在日馬富士さんは、ウランバートルにある新モンゴル日馬富士学校の校長として、子どもたちの教育に情熱を注いでいます。この学校は、日本式の教育方法を取り入れて大人気となっている新モンゴル学校と深いつながりのある学校です。

2ヶ月前に公開されたこの動画の後半から日馬富士さんが登場します。なんと彼は自身が運営する学校の給食で、安全で美味しい牛乳を子どもたちに提供するため、牛舎の経営まで始めたというのです。現在このような生き方をしている日馬富士さんはモンゴルの人々から尊敬されています。