ノモンハン旅10/ノモンハンにできたプーチン大統領肝いりの「新しい村」

ノモンハン事件が起きた草原のそばにあるハルハ河郡を散策。

道は舗装されていません。インフラも整っていないそうで、「水は自分で汲みに行くよ」と教えてくれた通りすがりの男の子。

女の子たちはピンク色。

モンゴルはどこに行っても子どもがいっぱい!

独特の存在感を醸し出していた女性。

誰かが干した洗濯物。

建物はどこも老朽化していました。

人口3000人あまりの古い村のそばで、プーチン大統領肝いりの「新しい村」建設プロジェクトがスタートしていました。1年前に当時のバトトルガ大統領がプーチン大統領にハルハ河郡の開発計画を提案し、ロシア最大の国営石油会社ロスネフチから1000万ドルの寄付を得たのです。その援助で住宅、学校、幼稚園、病院、スポーツ施設、役所などが一斉に新築され、私たちが訪れた8月半ばに工事が急ピッチで行われていました。

時間がなくて像が誰なのか確認できず。

新しい村の奥に見えるのは、戦勝45周年の1984年に作られた高さ54メートルのハルハ河戦勝記念碑です。

記念碑の下まで歩いてきました、巨大!! 下にいる人と比べると、いかに大きいかわかります。上にはソ連のシンボルの星がついています。

新しい村と古い村を見下ろすと、草原にぽかんと浮かんだ小島のよう。

ロシア軍の戦車隊にモンゴルの草原で出会ったり、(ウランバートルへ戻ったあとで)ロシア軍機の航空ショーに遭遇したり、モンゴルをロシアのパワーが覆っているのだということを改めて感じました。日本がアメリカのパワーの下にあるように、です(デファクトガゼット新聞に「ノモンハンの温度差」という記事を書きました)。

さて、ここからは折り返しの旅。道中のトイレ休憩。

片方からは丸見えなのでドキドキします。いま気づきましたが、顔を手前に向ければいいんですね(笑)。以下につづく。

ノモンハン旅11/ドルノド県の草原のマジックアワー