中国へ3万頭の羊をプレゼント(コロナ続報)

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<雑誌掲載記事の一部を掲載しています>

 モンゴル人は熱い性格の人が多い(たとえば朝青龍のような)。他人と群れるより個人プレーを好む人も多い。そんな彼らが集団になって燃えるとすごい。今回のコロナ騒動で、そう感じる出来事があった。

 前号で書いたとおり、モンゴルは徹底した水際対策を早くから実施し、国内で新型コロナウイルスの感染者を出していなかった。しかし3月10日、最初の症例が出た。モンゴル人ではなく、ウラン採掘ビジネスのために渡航してきた50代のフランス人男性。ロシア経由で飛行機に乗って入国し、モンゴル滞在6日目に発熱した。

 彼が陽性だと確定した瞬間から、ネット上にはモンゴル人たちの嘆きと怒りの声が怒涛のように書きこまれた。「ルールを無視して許せない!」「ここまで頑張ってきたのに!」「外国人の入国を禁じよ!」と、見ていてハラハラする熱狂ぶりだった。

 この男性はモンゴル入国時に14日間の自宅待機を要請されていたが、それを無視して外を出歩いたので、よけいに怒りを買ってしまった。彼のモンゴル国内での行動履歴は即公開され、レストランやビジネスミーティングの場などで一次・二次接触した約700人が隔離・検査措置を受けた。その中から感染者が出なかったのが不幸中の幸いだ(夜の売春相手だと判明した女性2人も含めて)。

 集中砲火を受けたこのフランス人男性は、もう二度とモンゴルの道を歩けないだろうなあと思ったが……。なんと翌日、彼に対する非難の声はもうほとんど消えていた。

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⬇️全文(残り約1000文字)は月刊望星2020年4月号でご覧ください。

東海教育研究所 http://www.tokaiedu.co.jp/bosei/koudoku.html